高校生の補助金について「高等学校等就学支援金と高校生等奨学給付金は違います」

この春からお子さんが高校生になるご家庭の方もいらっしゃると思います。
義務教育では無くなりますでの、「授業料」というものが発生します。
©さんがつ日記 「高等学校等就学支援金と高校生等奨学給付金は違います」

そこでタイトルの通りなのですが、実は私の勘違いから申請をしなかった(し忘れた)事がありましたので、その経験上からの説明を書いて行きたいと思います。
(御存じの方も多いと思いますが、失敗談として見て頂ければ・・・と思います。)


高校生の補助金は大きく二つ

まず私が「どうして申請漏れを起こしたのか?」の原因は、学校から頂いた2つの補助金制度について理解出来なかった為に、同じ制度であると勘違いし、適用外の世帯だと思いこんでいたからです。

その辺りの勘違いのお話を少し説明しますね。

高校の合格発表の日は午後から入学説明会がありました。その際に事務の方から授業料の説明があります。
授業料の等の負担軽減の補助金のお話です。制度(仕組み)は下記の2点です。
・高等学校等就学支援金
・高校生等奨学給付金
パッと見何だか分らないのですが、ざっくり説明します。
・高等学校等就学支援金は、「制度の対象世帯に、授業料の給付」
・高校生等奨学給付金は、「低所得世帯を対象に、授業料以外を支援」
入学説明会にじっくり聞いていれば理解が出来とは思うのですが、当時の私はいい加減に聞いていた様で上記の二つの制度をごちゃまぜにしていた為に申請が漏れてしまいました。

では、上記の仕組みを少し詳しく書いてみます。


高等学校等就学支援金制度

高等学校等就学支援金とは?

高等学校等就学支援金制度:文部科学省
国公私立問わず、高等学校等に通う所得等要件(注1)を満たす世帯(モデル世帯(注2)で年収約910万円未満の世帯)の生徒に対して、授業料に充てるため、国において、高等学校等就学支援金を支給します。

簡単に言うと「制度の対象世帯は、授業料の範囲で決まった金額を給付しますよ。」という事です。

授業料が免除になる(減額)や、学費を貸しますよ(返済)とは違います。
国公私立もこの制度の利用が可能です!

授業料の給付という事で、私の子供が通った学校では「給付されたお金は役所(国)から直接学校へ」という流れです。
自動的に補助金は授業料にあてられます。
子供が通った公立高校のケースで言うと、授業料に相当する全額が給付されました。
ですので言い換えると「授業料の無償化」という事です。


対象条件はモデルケース(四人家族)で年収910万円未満

この制度には対象条件がありますが、私の感覚で言うと大抵のご家庭は給付の対象になる仕組みだと思っています。少々ややこしいのですが、文科省の引用です。

国公私立問わず、高等学校等に通う所得等要件(注1)を満たす世帯(モデル世帯(注2)で年収約910万円未満の世帯)の生徒に対して、授業料に充てるため、国において、高等学校等就学支援金を支給します。
(注1)平成30年6月支給分まで:市町村民税所得割額が30万4,200円未満
平成30年7月支給分以降:市町村民税所得割額と道府県民税所得割額の合算額が50万7,000円未満
(注2)両親のうちどちらか一方が働き、高校生一人(16歳以上)、中学生一人の子供がいる世帯

この中で(注2)が一番わかりやすいですね。

「両親のうちどちらか一方が働き、高校生一人(16歳以上)、中学生一人の子供がいる世帯で年収約910万円未満」

四人家族で年収910万円以上というのはかなり裕福な気もします。共働きでも中々の稼ぎっぷりですね。
ですので、一般的なサラリーマンのご家庭では殆どの方が給付対象の様な気がします。


制度の利用には申請が必要・必要書類は?

殆どのご家庭が給付対象の様な気がするので、もういっそ自動的に役所の方で進めてくれればいいのに・・・思ってしまいますが、給付を受ける為には申請が必要になってきます。

という事は、「申請しないと給付してもらえない」ので条件が当てはまる方は申請漏れが無いようにして下さい。
(私は勘違いして申請が漏れた訳ですから、その様な事が無いようにきちんと申請して下さいね。)

学校側から申請用の提出書類が渡されますので、そこに記入して提出して下さい。

ご家庭側で用意するものは、所得を証明するものです。
・市町村民税所得割額・道府県民税所得割額が確認できるもの
(市町村民税税額決定通知、納税通知書、課税証明書等)
・マイナンバーカードの写し等
(マイナンバー通知カードの写し、マイナンバーが記載された住民票等)
上記のどちらでも良い様です。
(お勧めは、マイナンバーで申請です。この辺りの詳しい事は下記に綴ります。)

マイナンバーの発行がまだの人は、職場から「課税証明書」を受け取ったら保管しておいて下さい。
本年の「市町村民税税額決定通知」や「市町村民税税額決定通知」は恐らく6月以降に届くと思いますので、4月の提出時にはまだ届いていないと思います。
お持ちのものは前年の6月に届いたものなので、その前の年の所得の証明書ですね。

もちろんこの書類でも大丈夫ですが、役所のものは再発行の手続きが出来るかどうか不明なのと、出来ても面倒そうなので、私は職場から発行された「課税証明書」を使用しました。

この所得の証明については、「世帯収入」なので、共働きの人はそれぞれの証明書が必要ですよ。


マイナンバー以外の申請は7月に再度書類を提出

私の勘違いから「高等学校等就学支援金」の申請漏れがあった訳ですが、「申請を忘れいたという事は、ずっと授業料を支払ったのですか?」という疑問が起きるかと思います。

実はこの高等学校就学支援制度のややこしい(面倒?)部分により、きちんと申請する事が出来たのです。

そうです、マイナンバーの発行が未だだったので、4月の申請には「課税証明書」を用いました。
その為に7月に再度書類の再提出があったのです。

新1年年生で、「高等学校等就学支援金」の申請の際にマイナンバー以外を用いた場合は、7月に再度書類の提出があります。

この「2度もある理由」ですが、この制度が世帯所得によって給付が受けられるかどうかが決まるからだと思います。

上記にも書きましたが4月では、本年度の納税額の証明書類が届いていません。
それで、4~6月(5月か7月分までかもしれません。)の分は前年度の税金の額(前々年の収入に対する税収額)で申請します。
7月の申請時には、前年度の収入によって決まった課税額が算出された書類が届きます。

概ね5月~6月頃に住民税決定通知書等の書類が届きますので、それを元に申請手続きをします。

よってマイナンバー以外の新1年生だけは2回の申請となります。ややこしいですね。(そのややこしいお蔭で申請漏れが数か月で回避出来たのですが・・・。)

ですので、7月の再提出の際にも上記の書類が必要になりますので、お手元に届きましたら必ず保管しておいて下さい。


高校生等奨学給付金

続いて、私が勘違いしたもう一つの制度です
違いを明確にするために少し記載しておきます。


高等学校等少額給付金とは?

高等学校等就学支援金(新制度)Q&A:文部科学省

全ての意思ある生徒が安心して教育を受けられるよう、授業料以外の教育費(※)負担を軽減するため、高校生等がいる低所得世帯を対象に支援を行う制度です。
国の補助基準は下記のとおりです。なお、各都道府県において制度の詳細は異なりますので、具体の要件、給付額、手続等については、下記のリンク「高校生等奨学給付金のお問い合わせ先一覧」にてご確認の上、お住まいの都道府県にお問合せください。
「授業料以外」という事なので、教科書代や通学費、課外授業の費用や制服代などの部分を支援する制度です。
こちらは、「高校生等がいる低所得世帯を対象に支援を行う制度」という事なので、対象のご家庭は授業料の給付と併用して利用が出来ます。

お住まいの地域によってサポートの窓口が異なる様なので、対象世帯(非課税世帯やひとり親世帯など)の方は、下記から問い合わせしてみてください。
高校生等奨学給付金のお問合せ先一覧:文部科学省



最後に

私は勘違いから「申請忘れ」を起こしてしまいましたが、上記の二つの制度は主旨が違う(授業料とそれ以外)のものですので、対象世帯の方は忘れずに申請して下さい。

高校生活を始めるにあたり、中学生の時までとは違って何かと出費が多くなります。

こういったありがたい制度を利用して少しでも負担が減ればいいなぁと思います。

高校から先の大学へ進学する際に奨学金を利用をする人は、マイナンバーが必要になって来ます。
マイナンバーカードを申請して、手元に届くまでに数週間がかかります。
実は、申請中で手元にカードが届いていない状態でも番号を記載した住民票の発行は可能です。

ですのでマイナンバーカードの発行が未だの人は、今後も色々と便利になりますので、発行の手続きを検討されても良いと思いますよ。


コメント